出品するのは、購入よりもハードルが高そうに感じるが、メルカリなら初めての利用者でもスムーズに出品できる。
出品は、「写真を撮る」「説明を入力して出品」「商品を発送する」という三つのステップが大まかな流れだ。
特にポイントとなるのは、商品の発送だ。
匿名でやり取りできる「らくらくメルカリ便」と「ゆうゆうメルカリ便」は、宛名書きが不要な点や配送補償がある点が特徴。
よほど大きな商品でない限り、送料は出品者負担にしたほうが売れやすい。
料金を上乗せした値段をつけよう。
購入者が商品を受け取って評価すると、出品者にも評価が求められる。
評価が終われば取り引きが完了し、自分のアカウントに売上金が反映される。
売上金は、申請したときに指定口座に振り込まれ、振込申請期限は3ヵ月となっている。
●出品は意外に簡単!

出品するには、画面右下の「出品」をタップする。写真撮影もスマホでできるので、気軽に出品できる。
写真のよしあしが売れ行きを左右する!
メルカリで商品を出品するときに大切なのは、商品説明のわかりやすさと商品写真。
特に、写真は重要だ。
商品の細部まで見えるように、なるべく日中に自然光で撮るのがおすすめ。
正面からだけでなく、裏面やサイズ感もわかるように撮影するといいだろう。
●出品用の写真撮影
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メイン画面で「出品」をタップすると、商品情報の入力画面になる。「写真を撮る」をタップして写真を撮ろう。
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アプリ内でカメラが起動する。アングルを変えて複数枚撮るといい。できるだけ明るい場所で撮るのがポイント。
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撮影した写真のサムネールが表示される。タップすると、切り取ったり、フィルターを付けたりなど加工もできる。
発送方法はメルカリ便が安心
お互い安心して取り引きするためにも、発送方法は「らくらくメルカリ便」か「ゆうゆうメルカリ便」を使うのがおすすめ。
また、商品情報は検索されやすいように、できるだけ関連キーワードを入れておくといい。
もちろん、紹介文はわかりやすさを心がけよう。
●出品物の説明
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発送方法は「らくらくメルカリ便」「ゆうゆうメルカリ便」以外に、ゆうメールや普通郵便も選べる。
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出品したアイテムの詳細情報をなるべくわかりやすく記入したら、カテゴリーや商品の状態も入力する。
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送料は出品者が払うことを考慮したうえで販売手数料を入力し、「出品する」をタップする。
売れない場合は値下げも要検討
現状では、24時間以内に商品が売れることが多いが、タイミングなどによっては売れないこともある。
そんなときは、値下げを検討してみよう。
一度出品を取りやめて、再出品するのも一つの手だ。
そして、購入されると通知が届くので、見逃さないようにしよう。
●出品手続きと落札
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出品が完了したら、ホーム画面のメニューから「出品した商品」を選び、商品ページを確認しよう。
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自分が出品した商品ページの内容を修正したい場合は、「商品の編集」をタップして修正を行う。
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購入されると「やることリスト」に通知が届く。取り引き中は、このリストを見て作業をするといい。
購入されたらスピーディに発送を
売買が成立したら、「取引画面」で購入者とのやり取りに移る。
購入者の支払い方法を確認し、発送準備に進もう。
商品の梱包は丁寧に。相手からの評価にもつながる部分だ。
発送を終えたら発送通知をしたうえで、コメントを送ろう。
●発送手続き
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購入が完了したら、商品を発送する。「コンビニから発送」では、ファミリーマート、セブンイレブンなどから選ぶ。
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サイズ入力後「配送用の2次元コードを表示する」をタップ。取り扱い店舗でコードを見せて、発送手続きを行う。
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レジで商品の発送を依頼したら、「商品の発送をしたので、発送通知をする」をタップ。購入者に通知が行く。
売上金は、申請すると銀行口座に振り込まれる
発送通知とメッセージを送ったら、あとは購入者の評価をし、相手からの評価を待つだけ。
売上金はこの段階でようやく入る。
申請すると、売上金が指定日に自分の銀行口座に振り込まれる(1万円未満だと手数料が210円かかる)。
これで、無事取り引きが完了となる。
●落札者とのやり取りと売上金の受け取り
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商品を発送すると、購入者にも通知が届く。あとは、相手が受け取ってくれるのを待つだけだ。
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取り引き中は、アプリ内でメッセージのやり取りが行える。発送状況などを伝えるのに活用しよう。
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相手を評価したら、メニュー内の「設定」→「売上・振込申請」から売上金を確認できる。申請も行える。
解説/今西絢美(ITライター)